『万葉集』大伴家持編(780年頃)

260328

『万葉集』大伴家持(780頃)

・現存する最古の和歌集。万葉仮名。
・素直で素朴、力強い歌風。「ますらをぶり」
・全20巻・4500首。天皇から農民まで。

 

・全4500首(短歌4200首、長歌260首、旋頭歌60首)。

・①雑歌、②相聞歌(恋愛)、③挽歌、の三部立て。東歌(あずまうた)、防人歌も。

・代表歌人。一期・額田王、二期・柿本人麻呂、三期・山上憶良、山部赤人、四期・大伴家持。

・最後の歌が759年(天平宝字3年)。

・万葉仮名で記されている。

 

『懐風藻』撰者未詳(751年)

260327

『懐風藻』(かいふうそう)撰者未詳(751年)

・現存する最古の漢詩集。
・大友皇子、阿倍仲麻呂らの漢詩。
・120編。

 

・成立
751年(天平勝宝3年)

・上流知識人、64人の漢詩が選ばれている。

 

『風土記』編者未詳(721年頃)

260320

『風土記』(ふどき)(721頃)編者未詳

・諸国の地誌的な記録。産物や神話など。
・完全な形は「出雲」のみ。
・一部は「常陸」、「播磨」、「豊後」、「肥前」。

 

・産物、地名の由来、神話、伝説など。

・勅命
713年(和銅6年)に元明天皇の勅命で諸国に編纂を命じた。

・成立
『常陸国風土記』は721年頃、成立。『出雲国風土記』は733年完成。

・完全な形で残るのは『出雲国風土記』(いずものくにふどき)(島根)のみ。

・他に常陸(茨城)、播磨(兵庫)、豊後(大分)、肥前(佐賀・長崎)の一部が残る。

 

『日本書紀』舎人親王編(720年)

260319

『日本書紀(にほんしょき)』舎人親王(720)

・正史・公式の歴史書。漢文。「六国史」の1番目。
・全30巻。史実に重点。神話は8分の1。
・神代から41代持統天皇まで。

 

・成立
720年(養老4年)(奈良時代・44代元正天皇時)

・作者・編者
舎人親王(とねりしんのう)(天武天皇の子)他、十数名。
藤原不比等も編纂に関わる。

・古事記に比べて史実に重点が置かれ、異伝を記すなど歴史書的要素が強い。

(りっこくし)の第一番目。

・『日本紀(にほんぎ)』ともいう。飛鳥時代に「倭」から「日本」に国名を改めた。

・40代・天武天皇の命で編纂が始まり(680年)一時中断していたが、44代・元正天皇の時代に完成した(720年)。

 

<記紀の基礎資料>
・『帝紀(ていき)』・・天皇の歴史書
・『旧辞(きゅうじ)』・・神話や伝承

<620年頃 聖徳太子・蘇我馬子>
・『天皇記(てんのうき)』
・『国記(こっき)』

これら4つとも原本、写本ともに現存しない。書名のみが伝わる。

 

『古事記』太安万侶・稗田阿礼(712年)

260319

『古事記』(こじき)(712)太安万侶・稗田阿礼

・歴史、神話。日本最古の叙事文学。
・神代から33代推古天皇まで。
・全3巻。神話が3分の1。

 

・成立
712年(和銅5年)(奈良時代・43代元明天皇の御代)

・作者
稗田阿礼(ひえだのあれ)誦習(しょうしゅう)
太安万侶(おおのやすまろ)撰録

・稗田阿礼が読み覚えていた皇室の記録(帝紀)や、氏族に伝わる神話(旧辞)などを、太安麻呂が撰び、記録した。

・神話が3分の1を占める。

・原本はなく、南北朝時代の写本が残るのみ。

・40代・天武天皇の命で編纂が始まり(680年)一時中断していたが、43代・元明天皇の命で完成した(712年)。

・初代・神武天皇から、33代・推古天皇までの記録。

<記紀の基礎資料>
・『帝紀(ていき)』・・天皇の歴史書。皇室に関する諸記録。
・『旧辞(きゅうじ)・本辞』・・皇室・諸氏族に伝わる神話や伝承、伝説。

<620年頃 聖徳太子・蘇我馬子>
・『天皇記(てんのうき)』
・『国記(こっき)』

これら4つとも原本、写本ともに現存しない。書名のみが伝わる。

古文・助詞一覧

260213

古文・助詞

[1] 係助詞 は・も・ぞ・なむ・や・か・こそ・か+も
[2] 接続助詞 ば・とも・ど・ども・が・に・を・て・して・で・ものの・ものから・ものを・つつ・ながら
[3] 格助詞 の・が・を・に・へ・と・より・から・にて・して
[4] 副助詞 だに・すら・さへ・のみ・ばかり・し・など・まで
[5] 終助詞 な・(な)-そ・ばや・なむ・てしがな・にしがな・もがな・がな・もがも・は・な・かな・よ・かし・ぞ
[6] 間投助詞 や・を・よ

 

[1]係助詞・・文の結び方に決まった活用形を要求する。

[2]接続助詞・・文と文とをつなぐ働きを持つ。

[3]格助詞・・名詞(体言)や活用語の連体形につく。

[4]副助詞・・いろいろな言葉について、副詞のように意味を添える。

[5]終助詞・・文末に用いられ、禁止・願望・詠嘆などの意味を添える。

[6]間投助詞・・文中や文末に用いられ、語調を整えたり、詠嘆や呼びかけなどの意味を添える。

 

古文助詞[6]間投助詞「や・を・よ」

260213

古文・助詞
[6]間投助詞

間投助詞は、文中や文末で語調を整え、詠嘆(〜なあ)や、呼びかけ(〜よ)の意を添える助詞。

文の成立自体に影響しないのが特徴で、現代語の「ね」「さ」「なあ」に相当し、主に和歌や会話文中で感情を強調する際に使われる。

「や・を・よ」

・「や・を・よ」

種々の語+「や」「よ」
①「~なあ」詠嘆
②「~よ」呼びかけ

種々の語+「を」
①「~なあ・~ね」詠嘆

 

古文助詞[5]終助詞「な・ばや・なむ・てしがな・にしがな・もがな・がな・もがも・は・な・かな」

260212

古文・助詞
[5]終助詞

終助詞は文末に用いられ、禁止・願望・詠嘆などの意味を添える。

「な・(な)-そ・ばや・なむ・てしがな・にしがな・もがな・がな・は・な・かな・よ・かし・ぞ」

・「な」

・終止形+「な」
「~な・~てはいけない」禁止

・「そ」

副詞「な」+連用形+「そ」
「~しないでくれ」
春な忘れそ「春を忘れないでくれ」

・「ばや・なむ」

未然形+「ばや」
「~したい」自己の願望

未然形+「なむ」
「~してほしい」他者への願望

・「てしが(な)・にしが(な)・もがな・がな」

・連用形+「てしが(な)」「にしが(な)」
「~たいものだ。~たい」願望

・体言など+「もがな」「がな」
「~があればいいなあ。~であればいいなあ」願望

・「もがも」

・「もがも」
「~であればいいなあ」
実現が難しそうなことの願望

・「は・な・かな」

・体言・連体形+「は」「かな」
「~なあ・~ことよ」詠嘆

・種々の語+「な」
「~なあ・~ことよ」詠嘆

・「も」

「も」
「~だなあ」詠嘆