『大鏡』(11C後か12C前)

260417

『大鏡』(11C後か12C前)
・大宅世継と夏山茂樹の老翁二人が、歴史の体験談を語るという戯曲的構成。
・藤原道長の賛美と批判の両方が見られる。

<成立>
11C後か12C前

・文徳天皇(55代)の嘉祥3年(850年)から、後一条天皇(68代)の万寿2年(1025年)までの14代、176年間を紀伝体で記す。

 

『栄花物語』赤染衛門・出羽弁?(11C)

260416

『栄花物語』赤染衛門(11C)
・最初の歴史物語。『栄華物語』とも。
・藤原道長の全盛を賛美。
・正編・赤染衛門、三十巻。続編・出羽の弁(いでわのべん)?十巻。

<成立>
正編:11C前
続編:11C後

・宇多天皇(59代)の寛平元年(889年)から、堀河天皇(73代)の寛治6年(1092年)までの15代、約200年間を編年体で記す。

 

『風土記』編者未詳(721年頃)

260320

『風土記』(ふどき)(721頃)編者未詳

・諸国の地誌的な記録。産物や神話など。
・完全な形は「出雲」のみ。
・一部は「常陸」、「播磨」、「豊後」、「肥前」。

 

・産物、地名の由来、神話、伝説など。

・勅命
713年(和銅6年)に元明天皇の勅命で諸国に編纂を命じた。

・成立
『常陸国風土記』は721年頃、成立。『出雲国風土記』は733年完成。

・完全な形で残るのは『出雲国風土記』(いずものくにふどき)(島根)のみ。

・他に常陸(茨城)、播磨(兵庫)、豊後(大分)、肥前(佐賀・長崎)の一部が残る。

 

『日本書紀』舎人親王編(720年)

260319

『日本書紀(にほんしょき)』舎人親王(720)

・正史・公式の歴史書。漢文。「六国史」の1番目。
・全30巻。史実に重点。神話は8分の1。
・神代から41代持統天皇まで。

 

・成立
720年(養老4年)(奈良時代・44代元正天皇時)

・作者・編者
舎人親王(とねりしんのう)(天武天皇の子)他、十数名。
藤原不比等も編纂に関わる。

・古事記に比べて史実に重点が置かれ、異伝を記すなど歴史書的要素が強い。

(りっこくし)の第一番目。

・『日本紀(にほんぎ)』ともいう。飛鳥時代に「倭」から「日本」に国名を改めた。

・40代・天武天皇の命で編纂が始まり(680年)一時中断していたが、44代・元正天皇の時代に完成した(720年)。

 

<記紀の基礎資料>
・『帝紀(ていき)』・・天皇の歴史書
・『旧辞(きゅうじ)』・・神話や伝承

<620年頃 聖徳太子・蘇我馬子>
・『天皇記(てんのうき)』
・『国記(こっき)』

これら4つとも原本、写本ともに現存しない。書名のみが伝わる。

 

『古事記』太安万侶・稗田阿礼(712年)

260319

『古事記』(こじき)(712)太安万侶・稗田阿礼

・歴史、神話。日本最古の叙事文学。
・神代から33代推古天皇まで。
・全3巻。神話が3分の1。

 

・成立
712年(和銅5年)(奈良時代・43代元明天皇の御代)

・作者
稗田阿礼(ひえだのあれ)誦習(しょうしゅう)
太安万侶(おおのやすまろ)撰録

・稗田阿礼が読み覚えていた皇室の記録(帝紀)や、氏族に伝わる神話(旧辞)などを、太安麻呂が撰び、記録した。

・神話が3分の1を占める。

・原本はなく、南北朝時代の写本が残るのみ。

・40代・天武天皇の命で編纂が始まり(680年)一時中断していたが、43代・元明天皇の命で完成した(712年)。

・初代・神武天皇から、33代・推古天皇までの記録。

<記紀の基礎資料>
・『帝紀(ていき)』・・天皇の歴史書。皇室に関する諸記録。
・『旧辞(きゅうじ)・本辞』・・皇室・諸氏族に伝わる神話や伝承、伝説。

<620年頃 聖徳太子・蘇我馬子>
・『天皇記(てんのうき)』
・『国記(こっき)』

これら4つとも原本、写本ともに現存しない。書名のみが伝わる。